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Equilibrium

ucnv
2022.9.15 (木) — 9.28 (水) / 11:00 — 19:00
※本プログラムは開催終了しました
アーティストでもあり、プログラマーでもあるucnvは、
デジタル・メディアという領域において、
データに対しプログラムを介してダメージを与え、正常と異常を繰り返し試す。

彼の作品が表現するものの本質とは、その外観ではなく、構造である。

今展示では、デジタルデータにプログラムを介し出力されるプロセスや構造の表現に対し、
皮肉とも捉えられる新たな表現が加わった新作のインスタレーションを、
ぜひ、お楽しみください。



ここに展示する作品では、同じ画像の3つのバリエーションが示される。

ひとつはオリジナルの写真。あとのふたつは壊れたJPEGと壊れたPNGで、私自身が実装したエンコーダーで処理したものだ。

それらのエンコーダーは意図的に、ほんのすこしだけ間違ったアルゴリズムで書かれている。
その結果ファイルフォーマットの差異が表出する。JPEGとPNGが内部で処理していることが露出している。

私はそういった物ごとを作品としてきた。
表現したい視覚イメージがあるわけではなく、ただプログラムで塵芥のようなデータを生成しつづけている。
そんな画像データがもし、見る人の中になにかを喚起するとしたら、間違ったアルゴリズムみたいでおもしろいと思う。

ucnv
外観
内観
新作のインスタレーション
奥の壁には、オリジナルの写真、壊れたJPG、壊れたPNGの作品が
来場者の様子
作品の詳細を知ることができるハンドアウトも
西銀座駐車場コーヒーのドリンクを飲みながら
Equilibrium 告知ビジュアル
ucnv
2009年頃より、データが破損した画像や映像から生まれるグリッチをプログラミングにより意図的に生成し作品化している。近年はグリッチ表現にとどまらず、デジタルメディアの特性を主題にした作品を発表する。
近年の主な展覧会に「人工知能美学芸術展:美意識のハードプロブレム」アンフォルメル中川村美術館+ハチ博物館+旧陶芸館(2021/長野)、「im/possible images」Lothringer 13 Halle(2021/ミュンヘン)、「Volatile」IAMAS図書館(2019/岐阜)、「フィジーク・トス」アキバタマビ 21(2019/東京)、「光るグラフィック展 2」クリエイションギャラリー G8(2019/東京)、「AUDIO ARCHITECTURE:音のアーキテクチャ展」21_21 DESIGN SIGHT(2018/東京)などがある。
[場所]
Sony Park Mini
〒104-0061 東京都中央区銀座5丁目3番1号地先 西銀座駐車場地下1階 (Google Maps / 道案内動画)

[開催期間/営業時間]
2022.9.15 (木) — 9.28 (水) / 11:00 — 19:00
※本プログラムは開催終了しました

[入場料]
無料

[注意事項]
  • Sony Park Miniは約10坪ほどの小さなスペースになります。混雑時は、一度にお入りいただける人数を制限させていただきながら、ご案内となりますので予めご了承ください。
  • プログラムに変更等がある場合は、Sony Park公式SNSでお知らせいたします。

[感染防止への取り組みとお客様へのお願い]
お客様やスタッフの健康・安全を守るためSony Park Miniでは感染予防および拡散防止策を実施しております。お客様のご理解とご協力のほど、よろしくお願いいたします。

  • 入場時の体温測定にご協力ください。体温が37.5度以上の方はご入場をお断りする場合があります。
  • 場内ではマスクの着用をお願いします。
  • 入場時の手指消毒にご協力ください。
  • お客様同士の間隔の確保にご協力ください。
  • お客様の消毒用アルコールを設置します。
  • 場内で接触が多い箇所は消毒や換気を強化します。
  • スタッフはマスク着用、出勤前検温、こまめなうがい・手洗い・手指の消毒を実施します。