Vol.3「Ayatake Ezaki presents None Session」Streaming

解説
Sony Park Miniに訪れた人による自由な音表現と、アーティスト・江﨑文武の音表現がひとつに融け合い、新たな表現へと昇華する実験的セッションプログラム『None Session』
江﨑文武が、Sony Park Miniに残された誰かの思いが込められた音と鍵盤の音を重ねて、世界で唯一の音楽を生み出す制作風景をライブ配信したアーカイブ映像。
「None Session Ayatake Ezaki presents Streaming Vol.3」告知ビジュアル

アップライトピアノが置かれたSony Park Miniにアーティスト・江﨑文武が入ってくる。
ピアノの前に座わる。
画面は四分割され、4つの方向から捉えた江﨑文武が映し出される。
ピアノの横には参加者の音源が録音されたパソコンとミキサーが置かれている。
江﨑文武はヘッドホンを装着してピアノの音色を確認する。
弾く手を止めて、パソコンに残された参加者の音源を確認していく。

四画面のひとつが、ミキサーのインジケーターに切り替わり、音に合わせてインジケーターバーが左から右に流れていく。
参加者が残したピアノの音に、腕を組みながらじっと耳を傾ける江﨑文武。

聴こえてくる音源が次々に変化していく。
ピアノの音、フィンガースナップ(指を鳴らす音)、「みょうみょうみょうみょう」とお経のように言い続ける人の声。
「みょうみょうみょうみょう」の声に合わせてピアノを弾き笑顔を見せたり、参加者のピアノのメロディーに声を漏らす江﨑文武。

江﨑文武の声
「おお~、綺麗ですね」
「すごいめちゃめちゃいいじゃないですか」
解説
雨が降っているような音が聴こえてくる。
江﨑文武の声
「何の音だ?雨か」
解説
参加者が残した次の音源を聴く江﨑文武。
何かを叩いているような音、誰かの歌声、ピアノの音。
江﨑文武の声
「いいね、終わり方が」
解説
大正琴のような音が聴こえてくる。
江﨑文武の声
「おお何これ?マンドリン?」
解説
ピアノに向き直り、琴のメロディーに合わせてピアノを弾き始める江﨑文武。
江﨑文武の声
「違う、難しいな」
解説
先に聞いた、歌声やピアノの音、雨の音、フィンガースナップなどとセッションを試みる江﨑。
江﨑文武の声
「これでどうしようかな、続き…」
解説
パソコンでハミングしている歌声を選び、即興ピアノの音を重ねてメロディーを整えていく。
四分割のひとつでは、ピアノを弾く江﨑の指の動きがアップで映し出されている。
江﨑文武の声
「うん、これで」
解説
仕上げのメロディーを繰り返し確認する江﨑文武。
江﨑文武の声
「迷うなあ。うん、ふふ、別の音入っちゃった。まあいいか」
解説
完成した音楽を再生し、目を瞑り首を傾けたりしながら聴き入る江﨑文武。
その横顔がアップで映し出される。
江﨑文武の声
「うん、良さそうですね。インスタグラムの皆さんもありがとうございます。いや凄いですね。結構いただいてますね曲の風景。今回のこのプロジェクト、結構思い出深い曲色々あって、直近だとあれかな?あの・・・(ピアノでその曲を演奏する)こういうやつ作ったんですけど、これめちゃくちゃ普通に気に入ってて、リリースしたいなって思ってますんで。
針で何かものを打つみたいな音がずっと鳴ってたやつなんだけど」
解説
その時に創作した曲を弾いてみせる江﨑文武。
江﨑文武の声
「すごい、もう先がめちゃめちゃ展開できそうな、物語っぽい感じがするっすね」
解説
続きのメロディーを弾く。
江﨑文武の声
「いや、本当にめちゃめちゃ沢山いい音を残してくださったんで、この2週間すごいインスピレーション受けまくって、浮かびまくってというか。インスパイアされまくって、めちゃめちゃいい感じに制作を続けることが出来ましたね。
あと、これ明日で終わっちゃうのかな?なんですけど、明日までやってるんで、ぜひ皆さん色々音を残しに来てください。
いや、本当はもっといろんな曲作りたかったんですよね。一日一個って一応制限してたんで、あれなんですけど、どの素材もすごい良くて。そうですね、まあそんなとこですかね。」
解説
ヘッドホンを外す
テロップ
Sony Park Mini