Ginza Sony Parkの断面図。地上5階から地下3階までの各フロア構成と、銀座駅コンコースや駐車場との接続が示されている。

フロア

5F:屋上イベントスペース(約280㎡)

4F:イベントスペース(約350㎡)

3F:イベントスペース(約350㎡)

2F:半屋外イベントスペース(約230㎡)

1F:半屋外イベントスペース(約300㎡)

B1:半屋外イベントスペース(約245㎡)

B2:イベントスペース(約310㎡)

B3:カジュアルダイニング

屋外広告

グリッドフレーム:3面

地下広告

地下鉄コンコースアドピラー:14本

地下鉄コンコースアドボード:8面

地下ショーケース

B1 ショーケース:7箇所

B2 ショーケース:1箇所

Ginza Sony Park内観。緑と赤のライトが印象的に照らす、コンクリート建築の吹き抜け空間。

1. さまざまなイベントや情報発信に対応できるフレキシブルなフロア構成

Ginza Sony Parkは、来街者が気軽に立ち寄り憩える「余白」と、人々の琴線を刺激する「アクティビティ」によって、都市に新たなリズムを生み出すプラットフォームです。

各イベントスペースは、フロア毎に異なる天井高や、地上・地下動線の都市機能との接続、銀座の街とのつながりなど、スペースの特徴がさまざま。体験や展示に合わせた最適なフロアと空間設計を実現します。

(B2、3F、4F イベントスペース)

  • Ginza Sony Park内観。複数の大型スクリーンに映し出されたライブ映像が並ぶ暗い展示空間。

    3F:天井高が一番高いフロアであり、イマーシブな体験や大型作品の展示に最適。

  • Ginza Sony Park内観。オレンジ色の照明に包まれた展示空間で、来場者がヘッドフォンを付けて体験を楽しんでいる様子。

    B2:地下鉄コンコースと直結するトラフィックの多いフロアであり、低い天井高によって密度の高い体験設計が可能。

  • Ginza Sony Park内観。壁一面に吊るされた色とりどりのパネルと、体験型の展示台が並ぶ明るい室内空間。

    4F:屋上(5F)の下に位置し、トップライトからそそぎ込む光や雨など、建物の中にいながらも銀座の街を感じられる。

吹き抜けの階段空間を上から見下ろす。ベンチに座る人々と、階段を上り下りする人々の様子。

2. 街歩きからつながるプロムナード

数寄屋橋交差点からシームレスにつながる半屋外フロアの1Fは、銀座の街の散策からGinza Sony Park 敷地内へと自然に誘い、休憩や待ち合わせなど、ちょっとした隙間時間にも立ち寄れる空間。

屋上へつながる1本のプロムナードは、アートやライブパフォーマンス、フードトラック、ファーマーズマーケットなど、従来的なマーケティングプロモーションとは異なる、街ゆく人々が楽しめる四季折々のアクティビティによって彩られていきます。

(1F、2F 半屋外イベントスペース)

  • Ginza Sony Parkのエントランス。カラフルな円柱状のサインと、奥に続くコンクリートの階段。

    一般的な平面広告ではなく、ショーウィンドウのように屋外に面して街ゆく人々の好奇心をくすぐる仕掛けも。

  • Ginza Sony Park内観。緑色の光で輝く円形のインスタレーションが並ぶ展示空間。

    内と外が曖昧な空間だからこそ、都会の街歩きの中では出会うことが少ないパブリックアートを楽しめるプロムナードに。

  • Ginza Sony Park内観。コンクリートの内壁に、白い文字で詩の一節が刻まれた空間。

    型枠の木目が残る打ちっぱなしのコンクリート壁面には、短い言葉だけでも心に残るメッセージが。

屋上の広々とした空間。コンクリートの壁際に座る人の姿と、緑の植栽が並ぶ。

3. 地上20mにある都会の中の箱庭

銀座の標準的な建物の半分ほどの高さに構えた屋上には、都会の箱庭のような空が広がる特別な空間があります。都会の真ん中にヒューマンスケールな空間が広がり、雑踏を近くに感じながらも少しゆるやかな時間が流れています。

数寄屋橋交差点側からは、歩行者中心の公共空間に生まれ変わる東京高速道路(KK線)跡地や、その先に日比谷方面まで続く景色を見渡すことができます。

雨や夏の熱い日差しを避けられる東屋には、引き戸を閉めると小さな個室が現れます。パーティイベントのケータリングをサーブする場として、またイベントのバックヤードとしても利用可能です。

(5F 屋上イベントスペース)

  • 格子越しに見下ろす数寄屋橋交差点。白い車と人々が横断歩道を行き交う。

    交差点を行き交う人々を認識できるほど地上との距離が近い屋上空間は、都市と一体化するような安心感が。

  • Ginza Sony Parkの屋上に展示された車。手前にソファでくつろぐ人々。

    街と融合する音楽とともに、屋外でありながらも東屋を使った半プライベートな空間を。

  • 夜のGinza Sony Park。オレンジ色に輝くガラスブロックの壁の前で立ち止まる二人。

    夜が近づくと、隣のガラスブロックのビルのランタンを、借景として臨める贅沢な空間に。

桜の花越しに見えるGinza Sony Parkの外観と、交差点を行き交う人々。

4. 交差点になげかける自由なキャンバス

東京メトロ銀座駅と直結し、JR 有楽町駅からも徒歩5分ほどの銀座の玄関口。1日約10万人が行き交う数寄屋橋交差点に面するGinza Sony Parkのファサードは、ステンレスのグリッド状のフレームで構成され、街とゆるやかに繋がるバウンダリーとなり、その隙間から入り込む光が木漏れ日のような変化を織りなします。

このフレームは、従来の屋外広告の枠を超えた銀座の街並みと調和する景観の一部として、そして街ゆく人々の多くの目に触れ、クリエイターの好奇心をも刺激する新たなメディアとなります。

(グリッドフレーム)

  • 「We are back, Ginza!」と書かれた大きな幕が掲げられたGinza Sony Parkの外観。

    壁面を覆うフレームはプラットフォームとして、アートワークに応じてさまざまな表現を可能に。

  • ガラパゴスイグアナの大きなビジュアルとが掲出されたGinza Sony Parkの外壁。

    消費の街から絶滅危惧種を考えるという、公共性の高いメッセージを文化として発信する試みも。

  • コンクリートの階段に差し込む外光と、影が伸びるGinza Sony Parkの内部。

    フレームを通した日射しがフロア内に木漏れ日のような影を落とし、無垢なコンクリートの彩りに。

銀座駅コンコース直結のGinza Sony Park地下入口。明るい照明に彩られた空間。

5. 地下動線が生み出す新たな接点

B2エントランスは、通勤や観光、ショッピングなど、1日約20万人が行き交う地下鉄コンコースに面しています。地下鉄銀座駅や都内最大級の駐車場とも直結している、都市機能を内包するような立地です。

地下動線も、内と外を区切る扉や壁を極力設けずシームレスにつなぐことで、銀座の街を訪れる人々が自然と交錯する空間を創出しています。

地下鉄コンコースや駐車場へとつながる動線と連動させ、フロアの内側だけにとどまらない、空間全体を巻き込んだ多彩な表現や体験づくりの可能性が、Ginza Sony Parkの地下には広がっています。

(地下鉄コンコースアドピラー)

  • 銀座駅通路の柱に「Sony Park展」のカラフルなグラフィックが巻かれている。

    地下鉄コンコースに並ぶ 14本の柱は、アクティビティと連動したアドピラーに。

  • 整然と車が並ぶ西銀座駐車場の内部。奥へ続く照明付きの車道。

    B2、B3は、都内最大級の駐車台数をもつ西銀座駐車場に隣接。

  • 地下通路を歩く人々。天井の幾何学模様とピンクや黄色に彩られた柱が印象的。

    1日約20万人が乗り降りする東京メトロ銀座駅に直結。

青い六角形タイルの壁が並ぶ地下の通路。壁には古いガラスケースが設置されている。

6. 歴史をまとった青タイルのギャラリー

B1、B2に隣接する通路には、1966年開館のソニービル時代から脈々と残る、美しい青いタイルの壁が広がります。

B1の壁には、プレゼンテーションとしても使える約70cm角の7つのショーケースが並びます。フロア内からも風景の一部として感じられ、空間のつながりが生まれています。

7つの連なったショーケースは、B1フロアと連続した動線設計によって、道すがら楽しめるショーウィンドウのようなギャラリー体験を提供します。

(地下ショーケース)

  • コンクリート造りの広い地下空間。青い六角形タイルの壁が特徴的。

    青タイル壁のショーケースは、B1フロアと空間がつながった一連のギャラリー体験に。

  • 青い六角形タイルの壁と階段が目を引く地下フロア。ベンチに座る来園者の姿も見える。

    B1、B2に広がる青タイル壁は、地下鉄コンコースを行き交う人々を自然と誘う動線に。

  • 青い六角形タイルの壁に掲示された「しいたけ.の空間占い」の案内パネル。各フロアの位置が示されている。

    B2の地下鉄コンコースに面した青タイル壁には縦長のショーケースも。