『#004 未来の銀座の運動会』オープニングイベント開催Ginza Sony ParkとYCAMでテクノロジーを活用した"冬の運動会"を開催スクリーンに映し出される過去の記録と走れる「スポーツタイムマシン」登場

2018年12月21日(金) / Ginza Sony Park

2018年12月21日

ソニー企業株式会社

Ginza Sony Park(銀座ソニーパーク)では「変わり続ける公園」をコンセプトとして、年間を通して驚きや遊び心が感じられる様々な体験型イベントやライブなどのプログラムを実施しています。

冬休み期間中となる12月22日(土)より開催する第4弾の実験的プログラムは、山口県山口市のアートセンター、山口情報芸術センター[YCAM(ワイカム)]をコラボレーターに迎えた 『#004 未来の銀座の運動会』 です。

プログラム開催に先駆け、本日12月21日(金)に銀座周辺にアンテナショップがあるご当地キャラクターがお祝いに駆けつけ、オープニングイベントを開催しました。

まずは、主催のソニー企業株式会社イベントプランニング部 マネージャー 樫木 信洋と、コラボレーターとなる山口情報芸術センター[YCAM(ワイカム)]のエデュケーター 菅沼 聖氏、YCAMスポーツ・リサーチプロジェクト ゲストディレクターの西 翼氏とコラボレーター朴 鈴子氏によるクロストークで、明日よりスタートする『#004 未来の銀座の運動会』の見どころを語っていただきました。

YCAMの菅沼さんから、山口情報芸術センター[YCAM] の概要について、「山口情報センターは、メディア・テクノロジーが持つ『改変可能性』に着目し、『新しいスポーツ』の作り方や楽しみ方を開発することを目的として活動しています。これまでにも山口県で、テクノロジーを活用した運動会を開催しています」と説明がありました。

西さんと朴さんからプログラムの見どころについて、「身体運動を情報化し、テクノロジーをスポーツそのものに利用しています。」 「スポーツタイムマシンは、過去に走った記録データを影としてスクリーンに映し出し、一緒に徒競走できるスポーツです。チーターなど普段走ることができない動物との競争も可能で、走った記録はデータとして保存されるので、未来の誰かがまた挑戦するといった、『記録』を通じて、過去、現在、未来を横断した身体的なコミュニケーションを生み出す新しいスポーツです。モーキャプグラウンドは、モーションキャプチャの技術を応用し、まるで自分が『絵筆』になったように、床に色を塗り広げることができます」と語りました。

最後に、西さんより「開催期間がこれまで実施した中でも最も長いことから、新しいスポーツを体験いただくだけでなく、体験した人からのアイデアを今後に生かして、また新しいスポーツを生み出せれば嬉しいです。」と、樫木から「銀座の地下の新しい風景。ショッピングなどのついでにぜひ立ち寄っていただき、たくさんの方に参加していただきたい。」と、Ginza Sony Parkでの開催に期待を述べました。

『#004 未来の銀座の運動会』では、国内を4つのエリア(※1)に分け、参加者の出身地域別の対抗戦を実施します。

イベントには、各エリアを代表し、銀座周辺で人気のアンテナショップから、そばっち(岩手県)、ぐんまちゃん(群馬県)、せんとくん(奈良県)、くまモン(熊本県)が特別ゲストとして駆け付けました。

※1: 北海道・東北エリア、関東エリア、中部・近畿エリア、中国・四国・九州・沖縄エリア

奈良県のせんとくんは、オープニングランとして「スポーツタイムマシン」のランに参加し、子ヤギと一緒にかけっこをしました。せんとくんが走ったデータは、開催期間中に対戦相手として選んで挑戦することができます。

そばっち、ぐんまちゃん、くまモンが、エリアを超えてせんとくんを応援して、未来の銀座の運動会を体験しました。

特別ゲスト

岩手県 そばっち

「人を幸せにする」=「人をもてなす」。いわてで人をもてなす象徴といわれる「わんこそば」。また、国内漆生産量日本一を誇る漆を使った、いわての「漆器」。

この2つをかけあわせたメインキャラクターが「そばっち」です。

群馬県 ぐんまちゃん

ゆるキャラグランプリ2014優勝!群馬県宣伝部長のぐんまちゃん。

ぐんまちゃんは2月22日生まれのうお座で永遠の7歳。

ポニーをモチーフにしていてチャームポイントはかわいいシッポ。

毎日のブラッシングが日課です。

特技は変身!様々な衣装に変身して、群馬の魅力をPRしています!

奈良県 せんとくん

奈良県のマスコットキャラクターせんとくんは、2010年に奈良で開催された平城遷都1300年祭を応援するために誕生した、元気いっぱい、ちょっとやんちゃな好奇心旺盛な男の子です!

今は、奈良県庁の職員として、全国各地で奈良のPRを日々がんばっています。

熊本県 くまモン

熊本県営業部長兼しあわせ部長のくまモンです。

本日は、来年の大河ドラマ「いだてん」の主人公の一人で、日本人初のオリンピック選手として男子マラソンに出場した、熊本出身の金栗四三(かなくり・しそう)さんのTシャツと足袋を着用して、 はりきって参加してくれました。

©2010熊本県くまモン 協力 銀座熊本館

【参考資料】< Ginza Sony Park 第4弾プログラム >#004 未来の銀座の運動会

【#004 未来の銀座の運動会 開催概要】

開催期間

2018年12月22日(土)〜2019年 1月27日(日)

※2019年1月1日(日・祝)は休園

開催時間

10:00〜20:00

※2018年12月31日(月)・2019年1月2日(水)・3日(木)は短縮開催(10:00〜19:00)

会場

Ginza Sony Park B2/地下2階、B3/地下3階

料金

無料

注意事項
  • 混雑時は整理券でご案内させていただきます。場合によっては体験いただけないこともありますのでご了承ください。
  • 参加規定に同意いただけない場合は体験をお断りさせていただきます。
  • 上記は予告なく変更となる場合があります。
Webサイト https://www.ginzasonypark.jp/ginza/007/

スポーツは、つくれる!YCAMが提案する新しいスポーツのかたち

近年、スポーツにおいてAR(拡張現実)やリアルタイム分析といったメディア・テクノロジー技術の導入が促進され、プロスポーツの現場では、試合状況のリアルタイム分析、トレーニングの効率化、人の目では判断できないような細かな判定、AR技術を導入した試合中継などが実現されています。このような現状は、選手の身体能力や適応力の向上といったスポーツの高度化と同時に、人々のスポーツ観の変化にも繋がっています。

YCAMが2015年から推進する研究開発プロジェクト「YCAMスポーツ・リサーチ」では、メディア・テクノロジーが持つ「改変可能性」に着目し、それらを用いた「新しいスポーツ」の作り方/楽しみ方を、スポーツやテクノロジーに関する外部の団体と協力しながら実践するとともに、そのためのプラットフォームを形成しています。

Ginza Sony Parkで開催する『#004 未来の銀座の運動会』では、国内を4つのエリア(※1)に分け、参加者の出身地域別またはお好きな地域を選んでいただく対抗戦で、メディア・テクノロジーを活用した新しい運動会を実施します。

※1: 北海道・東北エリア、関東エリア、中部・近畿エリア、中国・四国・九州・沖縄エリア

スポーツタイムマシン

過去に走った記録を影としてスクリーンに映し出し、一緒に徒競走できるスポーツです。自分の記録だけではなく、家族や友達、チーターやカンガルーなどの動物の記録など、対戦相手を選んで挑戦することができます。ここで走った記録は3Dデータとして保存され、未来の誰かがまた挑戦するかもしれません。「記録」を通じて、過去、現在、未来を横断した身体的なコミュニケーションを生み出す新しいスポーツです。

※2013年にYCAMが開催した国際コンペティションをきっかけにゲームクリエイターの犬飼博士、デザイナーの安藤僚子らが中心となって制作。

撮影: 冨田了平(※2)

モーキャプグラウンド

モーキャプグラウンド内ではまるで自分が「絵筆」になったように、自身の移動の軌跡に色が塗られていきます。自身の動きにより塗り広げる面積を上手にコントロールして、いくつかの種目に挑戦します。会期中に実施するワークショップ「スポーツハッカソン」で生まれたアイデアを、新しい種目として追加予定。

(※2)

スポーツハッカソン

メディア・テクノロジーを駆使して新しいスポーツのアイデアを実現する集中ワークショップです。

会場に設置された「モーキャプグラウンド」を使って、みんなで遊びながらスポーツづくりを体験します。

開催日 2019年1月13日(日)(予定)
対象年齢 小学4年生以上
定員 15名程度(先着順)
参加費 無料

※参加方法については後日Ginza Sony Park Webサイトでご案内します。

YCAMスポーツ・リサーチ 紹介展示

これまでにYCAMが開発したスポーツ器具の展示や、学校教育との連携で生まれたプログラムなど、多様な活動とその背景について紹介するパネルを展示します。

また、2015年にYCAMとソニーコンピューターサイエンス研究所(Sony CSL)の研究員 笠原俊一が共同開発した視点交換鬼ごっこ「Parallel Eyes(パラレル・アイズ)」のデモが体験できます。

撮影: 宮武孝之(※2)

パラレルアイズ

参加者が装着するHMDには自分視点のカメラ映像に加えて、他の参加者の視点カメラの映像も表示されるので、普段のお絵描きや鬼ごっことは異なる複雑な状況が生まれます。

自分と自分以外の視点から状況を把握する方法や、複数の映像から「自分」を理解する感覚など、"自分"と"自分以外"の新しい関係性がもたらす、ネットワークで接続された体験と、知覚拡張の可能性について、感覚的に学んでいきます。

※13歳未満の方はご参加いただけません

※2: 写真提供: 山口情報芸術センター[YCAM]

YCAM(ワイカム)とは

山口情報芸術センター(Yamaguchi Center for Arts and Media) 通称「YCAM(ワイカム)」は、山口県山口市にあるアートセンターです。展示空間のほか、映画館、図書館、ワークショップ・スペース、レストランなどを併設しています。2003年11月1日の開館以来、メディア・テクノロジーを用いた新しい表現の探求を軸に活動しており、展覧会や公演、映画上映、子ども向けのワークショップなど、多彩なイベントを開催しています。

またYCAMでは、「R&D(研究開発: Research & Development)プロジェクト」と呼ばれる形態を中心に、多数の事業を実施しています。プロジェクトのテーマは、身体や都市、自然など多種多様ですが、いずれもYCAMの内部に設置された研究開発チーム「YCAMインターラボ(InterLab)」が市民や各分野の専門家たちと積極的にコラボレーションをおこないながら、調査や実験からアウトプットまで —作品制作、ワークショップ開発、ソフトウェア/ハードウェア開発、論文発表など—、総合的かつ長期的な活動を展開しています。

Webサイト: https://www.ycam.jp/

主催 Ginza Sony Park
協力 一般社団法人運動会協会
研究開発 YCAM InterLab
開発協力 anno lab
空間デザイン デザインムジカ
グラフィックデザイン 畑ユリエ
企画制作 山口情報芸術センター[YCAM] / Ginza Sony Park
News Release トップに戻る